日帰り温泉と道の駅のサイト

里山にへばり付くように建っている建物は、鉄筋のちょっと風変りな感じが、周りの風景に合ってないように思われました。　だいたい、場所が判りづらく、駐車場の車や建物の感じからなんとなく近づいてヒットしました。　里山を背景に、田んぼが広がる中なのですから・・・。

中に入ると外見からは想像できない造りになってました。　ここは、￥100リターン式の靴箱を通りフロントで手続き後、ロッカーのキーを受け取り、脱衣所へ。　キー番号と同じロッカーを開錠して用具を放り込む仕組みになってます。　ロッカーは品のあるものでした。　浴場は、内湯に”山吹の湯”と”墨染の湯”があり、ガラス扉を開け、階段を下りると半露天風呂の”富士見の湯”があります。　墨染と富士見が源泉かけ流し＋半循環式になっており、見かけは黒っぽいお湯ですが、湯に浸かると濃い琥珀色で、外光が湯船に差し込むと良く分かります。　41度前後の湯温でした。　ちなみに、内湯の上つまり3階に展望サウナなるものがあり、いずれのお風呂からも北総の田園風景が望めます。

3階と2階に洗い場があって、2階には立ちシャワーが4台、ガラスで仕切られてありました。　露天には椅子やベンチが充実してました。　脱衣所にはパウダールームがあり、三面鏡の洗面台が7台もあって、ホテルのよう。　休憩室もそんなに広くはないですが、他に見ないようなかなりリラックスできる椅子（寝っころがれるラタン製の物など）や座卓などもありました。

お湯も良かったのですが、風呂以外の所が充実しているようにおもわれます。ロビーから脱衣所の通路が畳敷きだったり、空きスペースにさりげなく椅子が配してあったりと細かいところへの気配りが感じられました。　一つ残念だったのは、露天で浸かってたら、ボイラーのような音が響いていたのが気になりました。

里山を背景にした田園の中に、このような日帰り湯があることに驚きました。土曜日に来ましたが、1000円はちと高いかな？　平日ならば700円なので、この金額ならばお薦め出来ます。　食堂のメニューも多彩でおいしそうでしたよ。　

恐らくこの時期、窓の外北総台地の向うに夕日が沈むことでしょう。